就職してから3年、ブログからは遠ざかっていたのですが、
久しぶりに長文でミュージカル感想を書いたのでブログに放り込もうと思います。
ブログから離れていた間とあることをきっかけに今までの比じゃないくらい、舞台メモをとるようになったのだが、その話はまたおいおい…(ドンジュアンとかエビータとか
非公開にしていい?この頃のブログの文章嫌いすぎて…)
その間に私は就職して、いろんな職場で働いて、ミュージカルを1年35回ぐらい見るようになって、キスマイをほぼ担降りして…、ってな感じでした。
そんなこんなで就職してお金に余裕が持てるようになったので劇団四季や博多座以外いろんなミュージカルに手を出しているけれど、そんな中狂ってしまったミュージカル「スリル・ミー」についてです。
色んな人が狂ってる舞台、福岡来るなら行ってみたいと思ってたけどまさにミイラ取りがミイラになりました。
ほらーロミジュリのブログに軽い気持ちで言ったものが命取りになるって4年前書いてたでしょ!
今ならわかる息もつかせぬ100分間の意味が
このミュージカル見た時にあっという間の息もできない苦しいピアノの音楽と言葉の濁流に飲まれ鷲掴みにされると思わなかった
叶うなら全ての記憶を消してもう一度スリルミーが見たい久しぶりにこんな衝撃があるミュージカル見ましたもん。
ていうかこれがキャナルシティで見る初めての劇団四季以外で初めてのホリプロ、そして初めての当日券購入だったりする。
てか生まれて初めて会社さぼったよ!
そんな生舞台と配信で見た3ペア感想を長々と。
- 「スリル・ミー」
- M1:Prelude/Underscore(プレリュード(アンダースコア))
- M2:Why(隠された真実)
- M3・4:Everybody Wants Richard(僕はわかってる)
- M5:Nothing Like A Fire(やさしい炎)
- M6・7・8・9:A Written Contract(契約書)
- M10:Thrill me(スリル・ミー)
- M11:The Plan(計画)
- M12:Way Too Far(戻れない道)
- M13:Roadster(スポーツカー)
- M14:Superior(超人たち)
- M15:Ransom Note(脅迫状)
- M16:My glasses/Just Lay Low(僕の眼鏡/おとなしくしろ)
- M17:I'm Trying To Think(あの夜の事)
- M18:Reprise:Way Too Far(戻れない道(リプライズ))
- M19:Keep Your Deal With Me(俺と組んで)
- M20:Afraid(死にたくない)
- M21:Life Plus 99 Years(九十九年)
- M22:Thrill me(Finale)(スリル・ミー(フィナーレ))
「スリル・ミー」
尾上松也「私」×廣瀬友祐「彼」
木村達成「私」×前田公輝「彼」
松岡広大「私」×山崎大輝「彼」
M1:Prelude/Underscore(プレリュード(アンダースコア))
ラ♭から始まるプレリュードピアノのメロディーが苦しくなる息もできない世界に誘ってくる
ここのメロディー契約書とスリルミーのところか
だんだん聞くと頭が麻痺して苦しくなってくる
M2:Why(隠された真実)
54歳の私(ネイサン)の仮釈放請求心理委員会、呆れたように「何を知りたい」という私に対して審理官たちが私に本当の動機隠された真実を知りたいと伝え私は彼との出来事を語り始める。
客席から「私」が登場する
達成くん君嘘以来だけど50代演じてる時声低すぎる
50代の時松岡私だけ歌い方が違うけど声はまだ高かったな
「言葉にするのは難しいふたりの日々なんだったのか」
「この34年の日々歴史の中に埋もれてしまった事実は今や誰のもの」
「あの日二人見た夢のような眩しく熱い記憶」
ここを歌うときの私が表情がそっと柔らかくなったり瞳が輝くのがすごく好き
ここの歌詞がすごく好きなんだけど私にとって彼との放火の熱い炎も最高の夜を過ごしたことも全部彼らの大切な青春のことを話してるのかな…
きっと私が一生大切にしたいけど私が願ってもそんな記憶がもうかえらないのがしんどい
「動機と言えばそれは彼と共に生きていくため」それしか道がなかったんだよね…
彼がいないだけで「私は壊れた船のように取り残されて…だけど彼はそれを見て意地悪く微笑む。それがゲームだったんです。そして卒業後彼は私のところに戻ってきました」で木村私がぞっと笑うのが怖い
そして時が戻るここのピアノが好き
そぉーっと彼が来て胸を掴まれうっとりとした顔の私
意外とここで山崎彼はナチュラルにバックハグしてくる
「何が面白い、鳥なんか見て」
「待ってたよ…!」
M3・4:Everybody Wants Richard(僕はわかってる)
時は過去19歳の私は大好きな彼(リチャード)との久しぶりの再会に喜ぶ。彼とはいつも一緒で頭もよく飛び級し2年早く卒業し大学も同じだったが、彼は何も告げずに別の大学に移ってしまっていた。再会した彼はニーチェの思想に傾倒し自分は超人だと信じていた。私は自分より彼のことを理解する人はいないと言って彼を引き留めようとし、彼は放火を手伝うよう私に言う。私はしぶしぶ納得し、彼は私に深いキスをして去っていく。
彼は私が愛してること知ってるから、嫉妬かそれ以前に正しい理解者だと思ってる私がしがみついてるのを楽しんでる
廣瀬彼は私の事なんて考えてなくていなくなったけど
前田彼は私のことを試すためにいなくなった気もするしそんな木村私は高校時代から友達が沢山いる彼を見てた時から全部積み重なって最後壊れて行った感じ
ただ、山崎彼に関してはもしかして本当に私とかでなく父から家族から逃げ出したくて大学変えたのかなとも思った。
山崎彼に相当背伸びしてるから他のお嬢様と遊んだのも単に松岡私を嫉妬させるだけではないような。
(個人的に私を嫉妬させるために女遊びをする彼は超見たい)
廣瀬私は本当に怖い突き放し方するけど尾上私が全く傷ついてなさそうだしこのペアはゆっくり語るし(最初見た時のビクビク印象はもしかして私の心だったのか)
そして私前田彼の「Auf Wiedersehen」の言い方が好きなんですよ
私の方が上手な象徴なのかマッチをずっと用意してる
「予定を変えてお前と付き合おう 」で火事の手伝いを言う事聞かせて分かったという私に戻ってきて下からすくい上げるようにキスして唇離してニヤと笑って寸止めして後頭部掴んで噛むように絡み合うようにリップ音が響く中口付けて私が腕を掴んだ時キスを止めて
「これで満足か?」
「ああ」
ここの前田彼のキス天才では?しばらく息ができなかったんですが?
廣瀬彼の「お前もおーなーじーだーよー 」がひたすら怖い
キスの後にふっと嬉しそうに笑うのは尾上私だけかな?
ヤマコーがこの曲好きなのダントツなんだけど「ニーチェー!?」のリアクションがとてもいい
ヤマコーペアここの会話が速くてポンポン進んでいくし松岡私の弟にまたイライラしてるなぁって思ってるところとか「金を渡さないと何も教えてくれないから」の言い方とか特に「そんな友達どうでもいいよ」の低音がとても印象的
あと山崎彼の鼻で笑って「ただの友達じゃない?」に聞き直すところ
「僕の元へ」が信じてやまないところとか「聞いたよ君の弟あっ(地雷だった)…からね」とか…ここの君の弟の反応とても可愛い
山崎彼に関しては約束の私がしぶしぶって感じなの分かってたからキスしてあげたのかな歩いてくるのを見て私が顔を向けるところとか…身長差あるから顎を掴んで上を向かせてキスするのがとてもいい
キスの時間は短めだけど松岡私のキス終わりの熱のある瞳の表情がとても好きです
多分ヤマコーを気になり始めたのここの身長差キスです
というか広大くんが緊張で吐き気の中大輝くんが歯磨き5分前にしてるという話をラジオでししてここのキスが笑っちゃいけないスリルミーになりつつある
ここ彼にキスで振り回される私と投げられるマッチが対比になっているんだね。
「あの1本のマッチが全てに火をつけたのです」
そうなんだね彼はスリルを得ることが目的になってしまったんだね
M5:Nothing Like A Fire(やさしい炎)
彼は私にガソリンをまくように命令して倉庫を放火する。2人で過去高校の資料室を燃やした時のことを思い出しながら彼はやっと私をレイとお気に入りの呼び方をしてくれる。私のお願いを機に彼と私は放火の炎を見ながら最高で完璧な夜を過ごす。
ガソリンをまけと冷酷に指示する彼がご褒美のつもりかやっとレイと私が喜ぶ呼び方をしてくれる
「気が変になりそうだ、レイ」
「久しぶりだね、ずっとレイって呼んでくれなかったじゃないか」
「ああ、そう呼んで欲しいと分かってたからな」
「なんて意地悪なんだ」
「それがほしいんだろう、でも相変わらず昔のレイのままだ幼い」
「どれだけ成長したか見せてやるよ触って」
「ちゃんとお願いするんだ」
「おい」
「ほら」
「…触ってください」
松岡私の(こうなったら彼は聞かないもんなぁやれやれ)のため息ついて「触ってください」感がとても良いムードがない
ここの「ちゃんとお願いするんだ」と「触ってください」は本当にペアの数だけ言い方があるから面白いよね!初めて聞いた時これも普通に心臓止まりかけたけど!
(というか一体何を見させられてるんだエロ同人か何かかと思った)
何かで彼役の人は私をいたぶるのが楽しいと言ってたけどさすがに性格悪い
廣瀬彼のほーらの言い方が怖い普通にモラハラ彼氏
彼が触ってくれてるのを見て私の表情が変わるんだけど木村私は「続きは場所を変えてから」で致してる感がすごく出てるなと、てかちゃんと見張りしてるんだ可愛いな
松岡私は触られてる感じがすごく顔にでるけと逆に流されちゃダメ感が強いな
でもこの時は私と彼2人で放火した炎を見ながら同じ感情を共有できてたんだろうな。
本当にここの歌詞が好きなんだよな…火の粉がきっと荒んだ彼の心を穏やかにしてくれたわけで2人の歌声が重なるところがとても好き
「狂ったようにダンスを踊るきらきら光る永遠の炎
壊れて捻じれた心を赤く照らす
燃えさかる何かがはじけて音をたてて崩れ落ちた
この俺の気持ちを落ち着かせ静かにする
火の粉はじけて煙とともに昇る果てには星空
焼け焦げた破滅のにおいがする
黒い空がオレンジに
その中でやさしい炎が
俺たちの心を慰めてくれる
火の粉はじけて空へあがってく
永遠の時へと繋がり赤く赤く広がる」
究極の愛と呼ばれるにろまりペアのやさしい炎まではYoutubeで見れます。
M6・7・8・9:A Written Contract(契約書)
放火のあと彼から何の連絡もなかった私は耐え切れず彼の弟に頼んで部屋に入れてもらう。放火のことがばれないか心配する私に彼はニーチェの超人思想を語る。彼が示すギブアンドテイクの関係に納得できない中彼の「必要なんだ」という言葉に揺らぎかけるが拒絶する。彼はそんな私を責め立て、2人の関係を契約書にして血でサインするように提案し『AはBの要請に対し速やかに(出来る限り)その指示に従うことを誓う、その代わりBはAに対しても同様にいかなる要請に対しても同意することを誓う』という契約書を作成する。
ひそかに彼が恐らく殺人後にセックスした夜のことを「最高で完璧な夜」と表現するのが好きです…いや本当にスリルは日本語詞がひたすら好きなミュージカルなので
「弟に頼んでみる」地雷ワード突きつけたら彼はそうせざるを得ないよね
「心配なんだ!」の松岡私に「何が…?」で困ったように聞いてくれる山崎彼が好き
個人的に彼がニーチェを語り出す時はあぐらの松岡私が印象的
松岡私必死にニーチェの章を読んで「何章に書いてある?」って聞くの
「俺の楽しみに付き合うつもりがないならお前の楽しみにも付き合えない」
「僕たちの関係はそんなんじゃないだろ?」
「分かってないようだな」
ここ割と彼が求めるものと私が求めてるものの違いが顕著
「お前がいなきゃダメなんだ」
彼がねっとりと私を縛る言葉を放つ
山崎彼本気で相棒感で言ってそう「君の言う通りにしても君はぁ、僕の言う通りにはしてくれないっ」の松岡私の言い方が好き…「自分だけいい子になって逃げる裏切りだ」のライトの当たり方と「見損なった」で松岡私のもうって動揺するところも
「契約交わせばさぁタイプライター好きなようにうてばいい」からのピアノと彼の話し方とそれを見つめる私の構図が好きというかその2の「自分だけいい子になって~作ってサイン」までの彼のパートがとても好き
とりあえず嫌がり方が可愛いし「僕だけじゃないよね」とニヤッと一瞬笑ってサインする木村私
あと松岡私のハンカチで自然と指を拭く山崎彼も印象的
契約書は「彼」が「私」を共犯者に近しい味方に縛るものであり「私」も「彼」を縛れるものだったんだね
M10:Thrill me(スリル・ミー)
どんなに盗みに入っても彼は虚無感を感じ満たされないでいた。そんな中彼からの見返りが何もない私はたえられなくなり、私は契約書を使って抱きしめてほしいと彼が拒絶する中伝える。契約書を見せられた彼はしぶしぶ納得し、2人は夜を過ごす。審理官には自分の意志で行動することができなかった、友情が必要だったからと伝える。
表題曲にして「私」の気持ちが痛いほど伝わり運命が変わってしまう激しいピアノの大好きなナンバー
きっと彼は捕まえれば手に入れてしまえば興味をなくしてしまうんだね
「抱きしめて欲しい」の言い方が私によって様々でそれからのピアノと曲が苦しい
彼の今は「そんな気分じゃない」「なんのスリルもない」とこの所なんも感じないスリルがない苦しさを感じてて、今はおそらく空虚で親からの愛は感じてなくて、そんな彼を慰める訳ではなく抱いて欲しいと自分の欲を突きつけちゃう。
そう私は彼の気持ちは全く考えられてないし、見てない契約書を使って脅してくるの悲しいし切ないしここが分岐点なの怖すぎる
ちなみにスリルミー(thrill me)の意味は「(性的に)私をゾクゾクさせて」という性愛を表すスラングらしいです。
「壊して」「いい加減なら気持ちなら嫌だ」「優しくなくていい」「強く」…ここら辺の英語詩が好きどう扱ってだっけ?
「決して裏切れないだって共犯者2人」が最後に繋がるのか
木村私のスリルミーは懇願のようだけど
松岡私は激情と怒りで進んでいくので「今度は僕の番だ」「抱きしめて欲しい」がゾッとするほど低音で怖い、パワーバランスが私の方が強いなんだろうな。むしろライターでさえ自分より関心を占めてるのが辛そう
そして松岡私の低音の「分かってるだろうもう逃がさない」が怒りというか本当に冷たくて怖い
松岡私の淡々と冷たい「ここで破り捨てて欲しい?」に対して山崎彼顔色を変える顔が苦しい山崎彼にとっては何よりその契約書が大切だったから「分かった。お前に従う。じゃ、早いとこすまそう。明日は早いんだ」としか言わざるを得ないよね。
ちなみにここの前田彼いかにも不機嫌不満ですって押し殺した言い方するよね
ここでタイミング合わせてネクタイ離すの
「彼の…友情が必要でしたから」の松岡私の彼との関係を表す言葉を選ぶ感じが…
その時は同性愛なんて犯罪だし二人の関係は共犯者という言葉でしか表せなかったから友情って言葉に詰まったんだろうな。
スリルミーは逆に私が彼を縛ったというか彼を動かしてしまったんだね
まぁどこから救えたのかは分からないけど少なくとも木前というかヤマコーは私がセックスさえ強要しなければまだ戻れたと思う。
木前はもしかしたら木村私は戻ってきた時点で私は鳥籠計画を考え決めてたかもしれないし、尾廣はそんな廣瀬彼はヤワじゃない。
私には彼を手に入れるため犯罪を通して一生一緒にしようと思ったのはいつかわからないけれど、彼は満たされず空虚に苦しむ中大切な結び付きである唯一の契約書の存在に首を絞められ性行為を強要したことで自分を1度殺されて、間違いなくここが誘拐殺人事件を思いつくトリガーだったんだろうな
そしてここが分岐点であり、ここから私と彼の言葉にダブルミーニングが生まれていくのがこのミュージカルの面白いところだと思う
私としては契約すれば、彼は自分の思うようにしてくれると思ったもんね。なのに彼は全然自分を見てくれないし約束守ってくれないんだもん
審理官にはあれから5分ほどたって…というけれど嘘だよね
さすがに性行為が5分で終わるわけないやんこれが嘘か本当かで戻れない道の発言の信憑性が変わってくるんだけど
「もう我慢できないどうか僕の方をしっかり向いてそして僕の目を見て
スリル・ミー スリル・ミー
忘れたふりをしたって僕は騙されない
次は僕の番だねちゃんと契約したよね?ふたり
気が狂いそうだもう苦しめないで
今度は抱きしめてもうじらさないで
スリル・ミー スリル・ミー
このままじゃ耐えられないこれじゃおかしいじゃないか
お互い臨んだことをすると決めたんじゃないかふたり
わかってるだろう?もう逃がさない
わかってるだろう?いつかのように
スリル・ミー」
「今はまだだめだそんな気分じゃない」
「ずっと僕は待ってた君からの言葉
約束だよね次は僕からさあ壊してくれもっと強くもっとお願い
スリル・ミー」
「やさしくなくていいもっと強くもっと
決して裏切れないだって共犯者…ふたり
スリル・ミー スリル・ミー」
M11:The Plan(計画)
彼は私との性行為の後にスリルを味わうこと…殺人を思いつく。私は呆れ拒絶するが、彼がコンプレックスを抱く弟の殺人を必死に止める。代替として提案した誘拐に彼は納得する。
彼はしばらく動けないのに私まじでスッキリした顔してるなお疲れ様
「バカバカしくて首を絞めるかクロロホルムか」の後のピアノの暴れ方が好き
「一生のうちとてつもなくでかいことそれをしてみたくないか」の前田彼の言い方がもう苦しくて
ここの弟の話してるところ脅迫状と同じメロディーか
「10歳ぐらいの子供を狙お?」の声と「ハンマーで頭を割る」がめちゃくちゃ声が大きくて怖い廣瀬彼
前田彼の「顔に塩酸全てを焼いて」が怖い
彼が計画は本当に辛そう…弟とのコンプレックスに悩んで結果もう殺人しか道がなくなって悲しそうな…ここで本当に止められなかったんだろうか
そして私が彼をここで止めなかったのは最後まで私が彼を道連れにするためなのか、それとも二度と会ってくれないのが怖くて逆らえなかったのか。
それでも彼の地雷と分かってても弟は愛する人の家族だからできなかったと言うより弟は計画上殺しちゃダメだったんだろう。
でも私によってはきっとこの時点で99年計画考えてるし(脅迫状の完璧だと笑う時には全て先まで見てた)自分の誘導通りに落ちていくところを見てどう思ってたんだろうね
ここで99年を考えてたら、私の行動が全部納得できるんですよ。
弟だと彼だけ重罪だからアウト、バレることを考えた上で細いロープと少量の塩酸だし(ハンマーは一思いに殺せる)誘拐したらタイプライター証拠の脅迫状出来るもんね
殺人の前に顔を埋めるところ、木村私はただただ綺麗だし松岡私の視線を合わせてなくて色っぽい顔がとても好き。
というかヤマコーペアの抱きしめられるときの身長差とてもいい
M12:Way Too Far(戻れない道)
殺人をする前の19歳の私もしくは全てを終えた54歳の私が、彼を追い求めた結果引き返せなくなったことを振り返る。
え、審理官には彼が準備したと伝えたけれど準備したの彼じゃなくて私だよね?
穏やかな後悔と諦めのピアノでとても好きです
「戻りたいと思っていても戻れなくてあまりに遠くまで来てしまった
ここはどこか道に迷って辿り着けば禁じられた森だと気づいた時は遅かった
彼の心に潜む力への意志導かれて着いてきたふと気づければ戻れない
いつの間にか線を踏み超えいつかどこかあまりにも遠くまで来てしまった
歩いてた
振り返ることもせず目指したものは理想の場所もし行けたなら
いつまでも2人永遠の時間そう信じてた」
「心に潜む」と「振り返ることもせず」ピアノの上がり方が好き
「力への意志」って歌詞があるので私はニーチェを知っていたしどんな思想かも読んだのね
この禁じられた森に迷い込んだ時には私も自分の計画をそして殺人を止めることは出来なかったし彼も救えなかったんだろうな…私の曲で一番好きかもしれない
私はずっと彼を追い求めた結果もう戻れない(オペラ座の言葉を借りればもはや引けない)ところまで来てしまった
ここって54の私なのかなと思うけど後半は間違いなく19なんだろうな…犯罪計画なんてなくて2人で笑いあってた頃、彼がまだ生きてた頃に戻りたくてももう戻れないし恐らくここで99年計画始めたとしても本当にあとは進むしかなかったんだろう。
木村私ずっと悲しそうな泣きそうな顔の「永遠の時間」からの「そう」とそっとつぶやき瞳の色変えて「信じてた」なののとても怖かった…
ここで木村私は99年計画始めたのかな
あとヤマコーに関しては彼を自分のものにしたかった訳ではなく彼と一緒にいたかったと思ってるので永遠の時間信じてたが悲しく響いたな
ここの私って松岡私はきっと54の私が歌ってるし木村私はどことなく19の私が歌ってるんだろうなと…声だけで19の私の方が好きなんだけど
松岡私はたぶん彼がいなくなってから「振り返ることもせず~」は19の頃の私が歌っているのかな
「車で待ってろ」ってことは彼が少年を乗せた時スポーツカーの後ろには私が乗ってたのかな
アフタートークで前田さんが「俺が後ろでロープよしハンマーよし塩酸よし」ってしてる曲と話してて達成くんが好きなスローの曲らしいけど言い方だけが殺人者の現場猫笑
M13:Roadster(スポーツカー)
彼は小学校で少年にスポーツカーに乗らないか、家のそばでおろしてあげるからと誘惑し誘拐する。
ここ最初見た時木村私が途中まで前田彼を見ててハケてた
誘拐なのに低音のピアノで1人だけで演技してる所が背筋が凍る怖さがある
ざっと獲物を見つけるように目線を動かすのが怖い
前田彼の「う・ら・や・ま・しがる」がお兄さんみたい
「家の側で下ろしてあげるから」が真顔でゾッとこわいんだけど「僕たち友達」からの「さあ君の手を」のピアノの上がり方が好き
廣瀬彼の「おいでー」は長くて凄いけど怖い
よく考えれば真夏にその全身黒なの絶対不審者怖すぎる
これを聞いて町のスポーツカー見るとビクってなるようになった
M14:Superior(超人たち)
少年の頭をハンマーでたたき割り、塩酸をかけて死体を排水溝に隠した私と彼。私はやってしまったことを感じられるが、彼は興奮したようにニーチェの超人思想を引き合いに私を落ち着かせ、最高の夜を過ごした。
松岡私の「世の中騒ぎ出す」の冷静に惚けたようなぼーっとしながら遠い目線で歌い方が印象的
山崎私はずっと正気だからやってしまったことにびっくりしてそう
まだ松岡私の方が冷静
松岡私のリュックサックを片手に持って見上げてるのがサイズ感
確かに前田彼「超人であることを証明したんだこの手で」の時木村私にめちゃくちゃ塩酸見てる
狂った前田彼の笑った顔がなんか切ないしそんな彼に必死に泣きそうな顔でしがみつく木村私もしんどい…あの時私はどんな気持ちで彼にしがみついていたんだろう、やはり法律を犯したことは怖いのかな。
それともやっぱりメガネを置いてきてしまったから計画はやめられないわけで人生全て賭けた計画を始動させてしまったからかな。
でも「手に触れたもの全部拭け」って言われてもやらないんだろうから全部演技だったのかなどんなペアも遅くともここで99年計画考えてる気がする
最後尾上私は顔色を変えないし木村私はずっと顔をぎゅっとしてる
松岡私の最後考え込むような険しい顔をして山崎彼に引っ張られて動かなくてお互い見つめあってそっと立ち上がった時に彼引かれていく表情が好きだった
確かにもう戻れない中「君もそんな表情するんだね」って感じで
「最高の夜」ってスリル感ってことかと思ったけどその夜の性行為のことなのかもな
私その気持ちで過ごす夜だと思ってた
「あんなに幸せに見てた彼の姿は見たことがありませんでした、私はずっと震えたまま」
これだけ好きでこの時にそんな彼の表情初めて知ったの苦しいだろうな
契約書の最初と同じメロディー
M15:Ransom Note(脅迫状)
彼は脅迫状を書き、私に読ませる。その時に私はメガネがないことに気付く。彼は自分が誘拐されたら家族は身代金を出すだろうか考えるが、私は見殺しにはしないと話す。
ここ計画と同じメロディーか
ここ脅迫状は少年の親に対してでも私が彼と彼とその家族に最後に突きつけるようなのが怖い
「これで読めるだろ」って山崎彼がめちゃくちゃ近づけるの意地悪
これラジオでも話してたよね?
「ああ、完璧だ」でニヤリとそっと笑う木村私怖すぎる
きっとそういうことじゃない尾上私も基本的にうっすら笑ってるこの時点で計画済みか
松岡私だけこの言い方そんなに不気味さないけど思えば99年とほぼほぼ言い方同じなんだよな
「見殺しにはしないよ」に対して私は笑顔で言うけどきっと私は彼がどんなことしても放置はしないってことだと思うと怖い
特に尾上私がゾッとする声色で言うのが怖い
「救いたければ」で彼の父に私は息子命救いたければ貰うよとも言ってるのかニヤリと笑う彼の脅迫状を私が受けとりゆっくり暗転していくのが好き
脅迫状ってダブルミーニングで彼にとっては単に少年の親に宛てたものであり私が静かに彼と彼の家族に宛てたものなんだろうな
M16:My glasses/Just Lay Low(僕の眼鏡/おとなしくしろ)
新聞で、少年の死体が見つかったことが報じられる。彼は慌てる私に落ち着くように言うが、ラジオを通じて身元が判明したことメガネが落ちていたことを知る。震え慌てる私を見ながら完全犯罪だと信じて疑わない彼も追い詰められていく。
「ああ、お兄さんに変わってくれる?」の言い方が俳優によって変わって好き
「新聞見た?」からの木村私がそっと笑うのはなんでなんだろう…
ここから悪魔が出てたのかな
「そんなことで騒ぐな大人しくしろ」と「背中まで見なかった💢」の廣瀬彼が怖い
対象的に「心配ない俺を信じろ」の前田彼がひたすら甘い
「忘れろって言っただろ、切るぞ」の山崎彼からの松岡私の「えっ」が可愛い
ラジオの時のピアノが好き心臓の荒い動きを表現してるみたいで
全然違うメロディーから「どんな状況にあるか分かるか」で揃うのが好き
こんなにヒントくれてるから彼は聞いてあげてそしたら最後のは回避できるから
前田彼は全く聞く耳持たないから笑っちゃうけどもうこの時点で病みまくってたんだろうね
猟奇的な殺人事件の言い方を私は止めるんだね
「とても驚きました」で笑みを浮かべる「私」が早く見つけて欲しかったみたいで怖い
「高級品なんか持つからだ」から段々彼も豹変し出す
M17:I'm Trying To Think(あの夜の事)
私が殺人現場に落としたメガネは町でもあまり持つ人がいないものだったため、私に警察が話を聞きに来た。そのことを知った彼は私に対して怒るが、私がドライブして見ず知らずの女に声をかけてその夜のことは思い出せないというよう指示する。私は動揺しながらも警察にそのことを話す。
「その調子」からえーって困った顔をする松岡私が可愛い
泣きそうになりながら言い方も同じように繰り返す木村私
後ろで抱きしめながら「一緒にいてくれたらいいのに」が切ない
よくよく考えて彼は私がナンパして女ひっかけてバードウオッチングするタイプだと思います?
「どう褒めてくれる?」からの彼の豹変ぐらいが凄い
ここ単に激怒してるのもあったし彼によっては私のミスに怒ってるし「俺の身が危なかったからな」と保身に走ってしまったんだろうな
でも私にとってはここ契約なんだね
言う通りにしたから褒めてくれるで…彼は思ってないけど
この時の私も、新聞に証拠が出てる、君の言う通りにしたまでだ、契約は?、全てを話すと結構理詰めなんだよね。
「君の言うとおりにしたまでだ」「いいやしなかった」
よくわかったね〜5分以内に何もしてないよって言われるよ!
契約書を破ることも二度と会わないことも彼からのが全て途切れてしまって
「自首するのか、そりゃいい。二度と会うことは無いからな」
「どうしてそんなことが言えるの」
「お前は最低だ」
切なくてここだけ見ると私を責められなくなるんだろうな。
彼にとっては2人で超人だったのに
M18:Reprise:Way Too Far(戻れない道(リプライズ))
彼は私が眼鏡を落としたことで犯罪計画が崩れたことに激怒し、保身のために私を裏切る。私は警察に自首する。
ここから中央の台が抜けて低くなるけれどこの演出上と下がわかれてとても好き
もうこの時点で私はあのエンディングを用意するしかなかったんだろうな…
彼には裏切られたし(ここを計画できてたかはさておき)本当にここからもう計画にしても彼との関係にしろ戻れないって自覚した時だったんだろうな
ここら辺から私は松岡私の最後までがどういう解釈でああなったのか私は理解が難しすぎる
M19:Keep Your Deal With Me(俺と組んで)
逮捕された彼が私と取調室で一緒になる。私が彼と違う道に進もうとしていることを知った彼は、今まで知っている私に使えるテクニック全てで私が警察とした司法取引を中止させ裁判に持ち込もうとする。私は彼になんでもしてあげると告げる。
「この」全部飲み込んで「裏切り者、何でやつだ」っていう前田彼
なんで彼はここで虚勢を張っていられるんだ
「しばらく会えなくなるね」
ここの木村私はなんでそんなにうっすら笑っていられるの…
証拠は全部残ってる血痕等の処理を全部やらなかった、タイプライターのことも話して脅迫状と比べるだろうニーチェはなんて言ってる?と話す私
そうタイプライター高級品だよ!ブーメランになったね。
「誓っただろ裏切らないって」彼は本当に都合がいいねー
私に理路整然とした正論「裏切ったのは君だ」「君は嘘をついて自分だけ生き残ろうとした僕は真実だけを話したそこが違う」を突きつけられて違う判決になりそうだで彼は最後プライドを捨ててまでそっちの道を選んだのか
そしてここはスポーツカーと同じメロディー彼が私を利用するための甘い誘惑の歌
上から覆い被さるキスがあまりにも綺麗だけど私が彼の腕を掴んで止める
ヤマコーペア最初のキスがいちばん短くてここのキスが一番長いんだよな、そして結構松岡私は無表情なんだけどキュッと顔色を変えていく
ここを聞いてる時の木村私のぎゅっと悲しそうなしんどそうな顔が辛い
「何でもしてあげるね」から少し笑ってる
「いいよ、そしたら一緒に絞首刑だね」
「命尽きるまで血の契約守り続けるふたり」
契約書の内容は『AはBの要請に対し速やかに(出来る限り)その指示に従うことを誓う、その代わりBはAに対しても同様にいかなる要請に対しても同意することを誓う』
今までの犯罪を手伝う見返りのセックスの生温さとは訳が違う、司法取引中止の代償が本当に大きいものになることに彼が気づければ…(まぁそれが99年なんですけど)
ここで私は契約をイーブンにするために彼の約束を叶えることにしたんだね、その見返りに彼を閉じ込めることができるから
M20:Afraid(死にたくない)
拘置所での間私と彼は隣同士だった。判決の前の日、私は寝たふりをして彼が初めて罪人のその後を怖がり死にたくないと思っていることを知る。
悲痛で本当に苦しんでる前田彼の「死にたくない」にニマーっ口開けて笑う怖すぎる木村私
そっかー死にたくないんだー♡って感じで笑ってて本当に怖いやーっと聞けた彼の本音だもんね
逆に尾上私と松岡私はポーカーフェイスなので全く読めない
M21:Life Plus 99 Years(九十九年)
判決後、護送車で彼は最終弁論の弁護士のすばらしさを語りまさに自分の理想であることを告げる。その後、彼に私は彼と一緒にいるためにメガネを落としたことを告げる。信じられない彼は茫然と私を見て、遂に言いなりだった私という人物を認めるのだった。
「落ち着かない」「あの最終弁論凄かったね」と護送車で似合わない笑顔をうかべる木村私が世界で怖かった
「本当は俺がなりたいのはまさに彼のような弁護士だ」
「そうだったの?知らなかった」
ここまで仲良さそうだったのに尾上私と木村私は笑ってるのに
松岡私だけ間があっていや今更何言ってるの…てかそうだったの本気で思ってたの?って感じで知らなかったのって言うから
松岡私もここで彼の新情報が出てきたり、殺人後にあんな幸せそうな顔を見た事なかったり、知らない彼を知ってしまうのは苦しいね
「驚いたか?」
「新聞の騒ぎがおさまったら僕たち同じところにうつしてもらえる」
「何をバカな2人組の殺人者が一緒にしてもらえるか」
「刑務所の監視なんか金でとうとでもなる」
「…本気で言ってるのか?」
「もちろん、僕達はこれから一生同じ場所で過ごすんだよ。
奇妙な鳥が二羽籠の中で飼われているみたいにね
もう離れられない」
「狂ったのか?」
「これで分かっただろ、僕こそが超人だって」
「なんだって?」
「結局僕の方が君より一歩先にいた」
「どういう意味だ今までずっと俺の言う通りにしただけだ」
「本気でそう思ってたの。
理由なき殺人だなんてみんな信じてるんだから笑えるよ。
理由ならちゃんとある、君を僕のものにするためだ。
刑務所だっていい。
分かってただろう、前からそれだけが望みだったって」
「でも捕まるはずじゃなかった、お前のメガネのせいで」
「まだ気づかないの?わざと落としたんだよ」
「わざと?捕まるために」
尾上私はゆっくりニコニコ一緒のところにいられるね♡みたいな感じがある
ここの九十九年の木村私は不自然なくらい笑顔だったし何かがのりうつったように話していく、同じ場所で過ごすんだよが最後の勝利宣言で、「本気でそう思ってたの?」からネタばらししていく楽しそうな笑い方で、笑えるよで本当に悪魔の笑いで話していくし分かってただろが甘えた笑いで怖い
「なんだって」がニコニコしてる山崎彼に対して前田彼はビックリしてるね
逆に松岡私はあっさりと話していくから「本気でそう思ってたの…」「まだ分からないの?」というかこの状況と君の立場理解出来てないの?が刺さる。
特に本気の「もちろん」返答が早い
「僕を思い通りにしていたつもりだろう
信じてたよね君は何も疑わずに
判決は出た
九十九年離れない放さない
九十九年勝ったのは僕だ勝負の終わりいつまでも
僕のものだ九十九年」
「判決は出た」の木村私は豪快に笑って「僕のものだ」で噛み締めるように笑うのが本当に印象的
本当にこれは勝ったのは私なんだね
前田彼は「なんだって?」とか「わざと?」とか全く木村私の言うことが理解出来てなさそうで、聞きながら後ずさりして聞きながら膝に顔を埋めて顔を上げて笑ってしまう
てかみんな九十九年前のめりで覗き込むように歌わないであげて可哀想になるので…
「待ってくれ警察と取引するつもりだったじゃないか、
あの時俺が説得してなかったら?」
「分かってたよ、あれも計算だ」
「死刑になってたら?」
「一緒に死ねるなら、それも悪くない」
「イカれてる(ヤマコーは狂ってる)」
「俺の事見直したか?怖くなったか?」
「レイ君を認めよう全て思うすべて思うがまま
だがこれから君は孤独だ1人」
「いや、離れられない」
怖くなったかがゾクりとする言い方でここの離れられないの木村私が強くて怖い
やっと伝えられるしその怯えも好きだよと言うように
本当に松岡私は「怖くなった?」って感じで
「認めよう」でニコっと嬉しそうにする木村私
「変だよ青ざめて」
「まさかお前」
「彼」はやっと真の「私」の目的に気づくけれどそんな時はもう「私」に囚われた後だったのでした
ちなみにこのミュージカルの面白いところはここだと思ってるので、彼が高圧的で傲慢で威圧的でモラハラしまくってエロくて怖いほど本当にぐちゃぐちゃになって99年のカタルシスが大きく来るのでいいと思う
九十九年は判決のダブルミーニングで判事の判決とは違う私が持つ意味を彼が知ったらまたその刑罰が違う意味になるよね
99年尾上私とかは今まで彼優勢だったからこそのカタルシスが凄いし、木村私はもう化け物というか悪魔の恐ろしさなんだけど
松岡私は淡白に見えてずっと正気なんだよね。頭が凄くキレるからある程度99年計画考えて冷静に「わざとだよ?」とネタバレしてくる恐ろしさを感じる。
でも彼の心を手に入れられなかったことも傷つけたことも分かったから悲しそうな99年…そうだ多分初見で松岡私が考えてることが分からないのはきっとこのペア全く狂ってなかったからかもしれない。
山崎彼も大事な友達からこんなこと言われて悲しいだろうな。
別に彼を自分のものにしたかったわけじゃない「彼と一緒にいたかった」多分松岡私はきっとそうなんだ
意外と3人とも少年を殺したことは何年経っても後悔してなくて、殺さなければ彼と一緒にいれたから
「あの親も納得するしかなかったさ」と言った時にああ、彼と私は全く殺人を反省してないしむしろ私は誰かを殺せば彼の心を手に入れとかなら躊躇いもせず殺していた気がする。
きっと私にとって彼を手に入れるために罪なき少年を殺した罪の償いは彼と99年いれなかったこと…彼が先に死んでしまったことなんだろうね。
私の思惑は外れてしまった
彼の死が私に与えた影響は大きいけれど何より彼は死ぬ事で私から逃げることが出来たんだな…私が死んでもいい自分の思う結末だと思った
ゲームに勝つにはこのこの99年を崩すしかなかったわけで彼がいなくなれば私は取り残されるし彼が微笑むことが出来る。
「私は壊れた船のように取り残されて…だけど彼はそれを見て意地悪く微笑む。それがゲームだったんです。」
だから
「もし彼と出会ってなかったらあなたの人生は全く違ったものになっていたでしょうね」
「もし仮釈放を認めていただけたら私の人生はまた違ったものになるでしょう」
松岡私の「じゆう…自由?」みたいな信じられない顔が印象的
彼がいなくなったから私も刑務所という鳥籠から出ないといけないけれど彼がいない以上鳥は飛べないのでもう自由もないのかもな
松岡私は彼が死んでからずっと釈放まで振り返ってあれだけ頭がいいからあそこで性行為を迫ったことがレイプそのもので、自分が何をしてあの結末になったか、彼の心を手に入れなかったこととかをようやく気づいていそう
「自由だ」で手錠のように結ばれた手が開いていく
M22:Thrill me(Finale)(スリル・ミー(フィナーレ))
話し終えると審理官たちは仮釈放を認める。釈放された私に34年前の所持品が返却される。その中に高校生の彼の写真を見つけた私はその写真に呼びかける。
「34年前に持っていた小銭と金の懐中時計、今ではどうなっているのかタバコが1箱、そして1枚の写真…高校生の頃あの(木前はこの)公園で撮った彼の写真」が返される
私が彼の写真に「待ってたよ」と呼びかけてやっと再会できた彼との写真を見て私はどう思ったのかが終わり方に如実に現れるな
「待ってたよ」
この後の廣瀬私のレイの呼び方が今までにない甘い優しい呼び方だけどこの彼は尾上私が作り出したものなのかな?
「共犯者」という言葉で縛ったのはスリルミーの「だって裏切れない共犯者2人」の私だったんだね
「さぁいいか?僕達2人共犯者」
そう世界で2人しかいない私と彼の関係に名前を付けるなら、恋人でもなく友達でもなくて、共犯者だったんだ
から「スリルミー」でさも楽しそうに笑うところの木村私は何より怖かった
ここの「スリル・ミー」ってどういう意味なんだろうね
ここだけは性的に私をゾクゾクさせてじゃなくて私を~してだと思うけどここに当てはまる日本語訳だけがどうしても考え付かない。
もしかしたら松岡私はやっとこの時の写真みて彼の穏やかな表情を思い出したのかな…
そして階段に縋り付いてずっと彼がいない刑務所という鳥籠から出たいと願って出たとしても自分が彼のいない世界では飛べないので自由がないことに気づいてしまったのかな…壊れた船のように取り残されてしまったように
このスリルミーの表情とピアノのジャンでやっと息をしだす…劇場に閉じ込められ逃げることも出来ず深い海で息ができず衝撃を受けててやっと呼吸することを思い出せる
あれから苦しくなるのわかってCD聴き込んだもん、ピアノひとつであんなに息が出来なくなるの初めてだからさ
ピアノひとつなのがとてもいい
演技と音楽にピアノのメロディーが全てを突き刺してくる、ピアノが第3の共犯者なのわかるしこの話を全てピアノの音色だけで進行するのが凄い
楽譜にセリフとかキスとか合図で書き込まれているのもとても好き
あと個人的にプレリュードと最初のキスと契約書2と計画の「バカバカしくて」の後と僕のメガネとあの夜のことと永遠に~故意にのピアノが好き
スリルミー…性的に私をゾクゾクさせて…本当にその欲のまま傷つけ合いながら追い求めた2人だったな
確かに殺人事件の話で支配隷属関係だったり対等関係だったり関係性様々なんだけど私も彼もお互いの目的のために支配しようとしてるんだなと
ヤンデレBLと言われたらそれまでだけどそれ以上に2人だけの狂おしい世界への言葉と演技にそれどころじゃなくて… 別にこの2人犯罪者なので同情の余地は無いのですが、どこかで道を違えてしまったのでもしかしたらどこかで救えたかもしれないと思ってしまう。
まぁカリスマで脆さを隠しつつ意地悪な彼と、それに従順に従い彼だけを追い続け最後にひっくり返す私が好きなんですが
というか久しぶりにガッツリメリーバッドエンドもの見たかもメリバを見るのおそらく玉森くんのBELOVE以来だからさ
というか実際の犯罪事件であることとあのキスに関しては普通に注釈付けておいて欲しいあんなキス初見で見て狂わないでいられるか
ずっとスリルミーのどこなら戻れたのかと思ったけどきっと私がスリルミーで彼にセックスを強要しなければ…と思ったけど(仮にそこでももしかしたら弟殺人に同意してたら受け止めてたらとも思うけれどそこで同意したら99年計画パァだし)その前に愛に飢える彼のある種破滅的な父のオフィスに行けたら…と思ったけどその前にやはり放置プレイをしなければと思っちゃういなくなれば私は彼への想いを募らせてしまうからいやその前に救えなかったのかもな
あーいくらでも私はメガネを落としただの完璧だのヒントくれてたのに彼は全く気づかずに判決後に私の狂気の愛に絡め取られるんだね可哀想に…もっと早く気づければよかったね…
まぁ前田彼はきっと木村私のことを大切にしてたからまだ余地はあったとしても廣瀬彼は尾上私をあまり見てないから無理か
倫理観で考えると私なんでこのミュージカル好きなんだろと思うと劇場で逃げられない感覚とこの2人は別に人を殺したからとはいえ極悪人ではないからまだ引き返せただからなんでって気持ちになるんだろうなぁ。
いつも「芸術的な弁論だったあの子の両親も納得するしか無かった」で笑い会うところで心がグサリとくる。彼らは追い求めるもののためなら人の命なんて重み全くないわけで。
この2人を見て嫌悪感を抱くのが正解なんだろうけれどまだそれでも私の倫理観なんだろうな
最初私が書いてたスリルミー感想なんだけど
『私は彼を執着という意味も含めて愛しててきっと自分しか知らないと思っているけれど彼が基本サイコパスで私の愛を「これで満足か」でディープキスするしたりレイと呼んだり飴と鞭というか私をどう言えば縛ることができるかを知ってるんだけど別に私はそんな彼も受け入れてる。
彼は犯罪のスリルを味わうために私を利用したが、私にとっては契約書通り犯罪に手を染めることによって彼に見て欲しかったからこそ「抱きしめて欲しい」「僕の方をしっかり向いて」になるわけで。
でも多分セックスの後に誘拐殺人事件を思いつくぐらいだから彼の心は私には向かないから彼は自分の犯罪に付きわせて自分に害がないように都合が悪くなったら見捨て甘い言葉とキスで私をコントロールできてると思ってたけど、私が彼と一緒にいるために犯罪をしてわざと証拠を残し99年の刑の間ずっといられる支配隷属関係に見えて共依存に見えて結果最後支配しているのは私という怖さなんだなと』
意外とちゃんと考えてるなと
この舞台感想私「縛る」「囚われる」って言葉かなり使ったけど彼甘い言葉で私を縛って共犯者にした一方私もスリルミーで嫌がる中一線越えてずっとこの言葉がその行動を大きく変えていったのが大きすぎる
ポスターの鬼灯の花言葉色々あるけれど…とりあえずエスティーローダー699のリップ買いたいな
尾廣(尾上×廣瀬)
スリルミー親…なんか怖くて配信リピれなかったけど
基本他のペアに比べてゆっくりだった気がする。シンプルにいい。
基本尾上私がニコニコしてるのも不気味だけど廣瀬彼はダントツで怖いよな瞬きしないというかずっと瞳が開かれてるのが怖い。
尾上私からの廣瀬彼への思いはきっと愛なんだろうな。でも引き返せるかと言われたら廣瀬彼に関しては止められなさそう、ただもしかしたら廣瀬彼がちゃんと尾上私を見てくれてたら少しなりにも愛を表現出来てたら私がこんな計画を思いつくことは無かったのかもな…ペアの中では99年が1番遅いのかな?
木前(木村×前田)
等身大で対等で本当にいい関係だったんだけどこれは最後の最後の私の逆転が凄すぎたペア
これはさすがに最後理解できないボロボロの前田彼が可哀想になるけど噛み締めるように嬉しそうに歌う九十九年の木村私
本当にこの2人は最後の最後まで対等な関係だったのだけれど、私はずっと彼を手に入れたかったことが一貫してこの結末を招いてるのでもしかしたらニーチェの超人思想もコンプレックスも全部私が植え付けたものかもしれなくてゾッとするよね
前田さんってどことなく甘くて1番最初キスして寸止めからのニヤッと笑ったキスにこれは彼が私のこと愛してくれる彼だ…と思ったけどあんな甘くレイって呼ばれたらもうね…
そう彼は私のこと愛してくれてるからこんなことする必要なんてなかったんだよ!
50代の冷めたような私と豹変ぶりが凄いですね
達成くんがハッピーエンドと言って本当に理解失った…スリルミーのハッピーエンドってそれ…
そしてこの2人は本当にロミオとジュリエットのベンヴォーリオの魂に呼び寄せられた者同士なんだね
前田彼ってどことなく真夜中Z女戦争の黒服を演じた柄本佑に似てるんですよね
ヤマコー(松岡×山崎)
ねっとりとしたエロさがない代わりにテンポが早く若さと友情が感じられたペアにして3ペアで唯一「救える余地があった」ペアかな
てかテンポがめちゃくちゃ早い尾廣と配信6分も差があるんだって!?
あれだけセリフポンポン言ったらね…いやスピード感凄いな
山崎彼の背伸びしてて精神が脆い代わりに松岡私が小さくて可愛いくてリアクションが大きくて…6人の中で一番頭が良くてツッコミが多くて力関係が強い私だった
いやラジオ聞けばひたすら山崎さんの天然さに広大くんが突っ込んでたからこの私彼なの全部納得。それでツッコミがよく見てるから的確。
この2人のラジオめちゃくちゃ面白いので永遠に聞けるこんな関係が続けばよかったな…
ラジオで印象的だったのは大輝くんが山崎彼は「背伸びをしてる」「私に対しての計算が追いつかなくなる」と話してたところかな
むしろ本当にカクナイのババ抜きに代表されるように本当にここは松岡私が圧倒的に強いので…「全部読んでのよこっちは」で大輝くんが確実にババを引くようにして全勝する広大くんが凄すぎるので
というかこの二人漫才*1って言われているんですね…大輝くんが不思議*2って言われているのもって言われているのもなんかすごい。というか漫才は言い得て妙だと思う。
この2人は必ず二人の関係性は愛であることを否定したり広大くんが「僕らは愛とかの話はしてない」と話す度に松岡私と山崎彼の関係ってなんだったんだろう…と思ってしまう。
彼がいなくなれば私は壊れた船のように取り残されるし強要したとしてもお互い満足できるセックスは出来なくて結局最後釈放されても彼なしで生きていけないんだから愛でなければ何を理由に全部抜け殻になって自由とはなにか思い知らされる私を見たら辛くなる…偏愛でも執着でもそれ故の狂気でもそれも彼への大切な感情だろうに
現実の広大くんと大輝くんがめちゃくちゃ楽しそうにマシンガントークをお互いのファンクラブとラジオで繰り広げていると私と彼もこんなif世界があってそれこそ「あの日2人見た夢のような眩しく熱い記憶」そのものなんだろうな
現代社会の縮図と言うけれど私は対話してればこのペア変われたのかよく分からない…確かにお互いの欲望をお互い押し付けあって傷つけあったペアなんだけど
このペアは本当にあの時私がセックスを強要しさえしなければ良い友達でいれたと思う。
そして99年のネタばらしさえしなければ刑務所でも仲良くやっていけそう…そして松岡私は最後自分のしてしまったことに気づいてずっと後悔してそうだなって悲しい99年見て思いました
配信最後この2人だったんですけど最後このペアのことしか考えてませんでした
というかめちゃくちゃヤマコーのバディ物ドラマが見たいんだけど…「なんでそんな仕事引き受けてきたの!もうっ」て頭がめちゃくちゃいいけれど陰キャで謎解きが得意なロジカル広大くんと「俺たちふたりが組めばなんでもできるだろ」って笑う感覚で動いて行動してくる大輝くんのドラマないですか…作ってください
ちなみにヤマコーの好きな動画と対談です…
カクナイとか広大くんのアミュプラの配信とかラジオとかいろいろあるよ!
っていうかほぼほぼ2021とか初々しいのに今年はめちゃくちゃ仲良さそうだよ!
とりあえずアフタートークないとはいえ広大くんのドレッシングパークと大輝くんのカクナイでヤマコーはほぼ摂取できます。
今年のスリル話。とりあえず面白いし最初はこれだけリピしてた。とりあえず後ほど載せてるYoutubeのお互いへの質問のところが非常に面白い。積読しているだけとモットー答えられないと思ったのところが。
最後の数少ない友達ですよ…の下りが本当にいい。
今喧嘩売られてますねwww
仮初めの姿ですけどねww
だからだらだら伸びちゃうんですよ、ちょっとおかしな子なんで。
いや、本当に、愛されてるんですよ…パワーワードやな
あわあわしてたもん
スポーツカー前殺害用具を文句言いやがってが最高
カクナイの神回のレポート
密かに二人の最初のレポート。実はすごく初々しい(からのこの記事たちだもんな)
意外と尾廣だと「彼が怖いよーエロいよー」だし木前は「九十九年が怖すぎるよー」なのにヤマコーは「……仲のいい友達だったのになんでああなった?」な感想なんだよね
とりあえずロミジュリのベンヴォーリオで木村達成という俳優を好きになったけどここまですごい俳優とは思わなかった…
53と19の演じ分けももちろんだけど死にたくないと歌う彼に口開けて笑うところが怖すぎた…
全部達成くん私が仕組んだことなんだなと演技が上手すぎる俳優としても私としてもていうか眼鏡姿が四月は君の嘘の有馬公生そっくりなんだけど誰も触れてる人見かけなかった…
私マチルダ行ってないから最後に見た達成くんなんだけどな
ロミジュリの話をするなら達成ベンヴォと古川ロミオが刈谷で事故キスして平マキュが大爆笑して世界の王まで引きずったらしくて若いねーいいねー夏はエリザ解禁後だから週3ぐらいでキス(トート2ルドルフ3)するのにとか言ってたけどまさか達成くんのキスをガッツリ見る未来が来るとはね
というかロミジュリ2019のBlackメンバー大好き人間だから普通にあのメンバーでスリル見たら達成ベンヴォと廣瀬ティボはわかなジュリエットからドン引きされそうだしじゃあ俺と…な古川ロミオも2人からお前もここ最近やばいから同罪だよって言われそうだしなんやかんやでレントヘアスプレーキングアーサーとかの平マキュしか残らなさそう
そして松岡くんの私が凄く上手いなと気づかせてくれたスリルミーでした。恐らく僕と組んで前までは意外と彼(広大くん)の私が1番好きかもしれない。
というかあれからヤマコーのカクテルナイトフィーバーやら、アミューズプラスの動画やら、ラジオやら聞きまくった。
個人的に広大くんに堕ちそうになっていたところに広大くんが出てた直近のハンサムライブの映像を見てしまった。軽率に好きになってしまった。
でもなー、古川くんとか達成くんとか相葉くんとか三浦くんとかと違ってミュージカル専門じゃないわけで…基本好きになっている俳優は舞台演技で好きになっているもんだからどちらかというと玉森くんに近い好きなのかなぁ。
ここからは完璧私の話なんですけど松岡さんひたすら可愛くないですか?そこそこ大きい私見てきたからか小動物みたいで、あの演技なら本当に好きにならざるを得ないのですが!!
そして配信決定してから2ヵ月、膨大な時間を使って必死にスリルに向き合って書いた文章がめちゃくちゃ長くなってしまった…2万文字超えてるやん久しぶりにこんな長文書いた…解釈というかこのミュージカル難しすぎるのよ。
仕事の隙間とか通勤とかでよく頑張って書いたな私。
そしてこのブログでしばらく禁じられた森に入ってましたが抜け出そうと思います。
いつか他の推し俳優でスリル・ミー見たいです。
そしてこのミュージカルに出会えて、達成くんの「私」が見れてよかったー!
また数年後仮釈放請求審理委員会でお待ちしてます!
2023.12.27.We 21694文字