北山さん改めまして「トラさん~僕が猫になったワケ~」初主演映画おめでとうございます。そしてお疲れさまでした。
初めての主演映画ってきいた2月、タイトルを聞いてびっくりしましたが1年ちょっと北山さんを追いかけている日々がすごく楽しかった映画でした。大体のイベントは一緒に経験することできたし、こんなにムビチケとか雑誌とかテレビとか映画イベントとか追いかけるのが楽しいんだなって思いました。そして映画も泣きはしなかったけどものすごく感動して4回も見させていただきました。
一応これは「トラさん~僕が猫になったワケ~」の「パラレルワールド・ラブストーリー」公開を控えた玉森担の感想とまとめブログです。
まぁ、あの多少思うことはあります(笑)。正直に言っちゃうとさ、たったの映画館97館で興行収入も動員数も表記ないのにあんなにホームページ盛りだくさんであんなに手厚いスタッフとTwitterと仲良さそうな共演者であんなに表紙と雑誌多くてあんなに番宣貰えて羨ましくない?ちょっと妬みそうだったよ。パラレル映画館は北山さんの3倍以上あるけどそんなにしてもらえるかな…。なんていう大人げない僻みは置いておいて(笑)。
っていうか私はトラさん4回見たけどいまだに北山さんの猫姿をまじまじと見ることが出来ないです。っていうかトラさんというタイトルも言えないので(実は青春探偵もMARSも言えなかった)それをご了承いただいたうえでお読みください♪
公開までの流れ
2月8日(金)(公開1年前)…解禁
びっくりした。何よりこのタイトルで絶対他人にお勧めできないなと思った。ごめんよ北山さん。未だにリア垢もストーリーもトラさんとかほとんどよばないしRTすらできないから困ったよ。
9月14日(金)(公開5ヵ月前)…公開日・家族写真解禁・イントロダクションストーリー追加
実に公開まで5ヵ月の時でした。
あの家族写真は本当によかった。この写真だけはおすすめしたかった。
10月17日(水)(公開4ヵ月前)…追加キャスト発表
追加キャスト豪華すぎやしないか?
今から思えばだけどパララブがあれだから(パララブにはパララブの良さがあるんだけど)知名度的にはちょっぴり羨ましくなった。
10月23日(火)…予告編解禁・ティザーポスター解禁・ムビチケ発売発表
今はなんでそう思ったのか分からなかったけど、今更だけど音楽はものすごくよかった気がした。
ティザーはうーん。ビジュアルがよかったかといえば微妙だったかも。
10月26日(金)(公開3ヵ月半前)…ムビチケ発売・ホームページリニューアル
まじで北山さんのムビチケがBTSのムビチケとかぶってオープンの朝8:00から並んでいるのに1時間並んだぞ覚えてろ…。キスマイのグッズですらがら空きの時しか買わないのに…。
おかげでアメリカ社会文化論遅刻したからな。
(8:10ぐらいに先に並んでいたらしいBTSファンがおはようってのんきに言ってたから教授に遅刻するって伝えてって頼みました朝早くからご苦労様です)
11月15日(木)(公開3ヵ月前)…フォトギャラリー解禁
いいなーまともに見れるのと見れないのあったけどかわいかった。
12月8日(土)…主題歌発発表
キスマイ冬コン初日のMCにて。作詞家編曲家豪華だよね。
「Gravity」は置いといて「最後もやっぱり君」もよかったし。
12月12日(水)(公開2ヵ月前)…セブンイレブンムビチケ発売
あっという間に売り切れたしもういいかなと思った(笑)
だって首輪チャームで何円?1700円?ムビチケ付きで3100円?
1月4日(金)(公開1ヵ月半前)…表紙雑誌発売
ここらへんから映画誌表紙が始まる。
内容はほとんど見てない忙しかったし私玉担だから。逆に玉森さんのインタビューに泣きじゃくってたからそろそろ読むかと思う。
ただ猛烈な量だった(笑)。
1月7日(月)…表紙アイドル誌発売
かっこよかった。
Wink UPだけお買い上げした。あの表紙いかんわ…。
1月18日(金)(公開1ヵ月前)…予告編公開・新ビジュアル公開・ホームページリニューアル
MARS以来でしょ?キスマイの主題歌。とりあえずよかった。
しっかし1ヵ月切って主題歌付きの予告編って遅すぎない?ねぇ?
1月24日(木)…場面写真・30秒予告解禁
映画館で解禁されたのはこっちかしら?
この写真もそんなに直視できませんでした。
1月26日(土)(公開3週間前)…完成報告会見・完成披露試写会
めっちゃよかった。かわいいー。
試写会は直視できなかったから結局見てない。
2月1日(金)(公開2週間前)…公開記念舞台挨拶発表
初めてちけっとピア登録したよ。
2月7日(木)(公開1週間前)…大ヒット祈願イベント
着物姿かっこいい。
2月8日(金)…グッズ発表
クリアファイルかっときゃよかったかな。
ネコマンしか買わなかった。
2月15日(金)…公開
初日朝一番に見に行きました。
さすが春休み、ありがたい。
2月15日(金)~17日(土)…公開記念舞台挨拶
外れましたね(笑)。ぴあ恨む。
3月5日(火)(公開2週間半後)…大ヒット御礼舞台挨拶
友人と一緒に行きました。北山さんめっちゃよかったライブビューイングの対応マジで神だった(玉森さん見習おうね♡)。
では具体的な映画の感想を。
ネタバレしかないし整理のためにどんなシーンか個人的にチャプターつけてます。あとツッコミどころは青くしてます。
<公園での寿々男>
最初の公演のシーンいつも頭のはね方が気になる。タバコもなんかやだ。
猫にシャーってするけれど知らんぷりされるのがまた寿々男らしい。
<本屋さんでの寿々男>
それから本屋さんに入る。店員さんが見つけていくけれど途中の女性客に本を聞かれて説明して戻った時は「お願い龍馬さま」ではなく「ネコマン」のマンガ。てか本屋のネコマンの作者紹介のボードってどこにあったんだよどこから取り出したんだよ。
それからアニメのシーン。女の子とネコマンが出てきてめっちゃ楽しそう。月刊アースってどこだよ、これは笑えるよね。っていうか私トラさんどこで連載していたのか知らないのよね。
そして「ハイキュー」と「約束のネバーランド」の真ん中にネコマンを戻す店員さん。
<実優の授業参観>
実優ちゃんが「お前の父親は不審者だ」ってとりあえずかわいそう、あんなパパを自慢の家族にしてくれているのに。肝心のパパはパチンコしてたばこしてんのに…北山さんタバコ吸わないで私玉森くんがタバコ吸っているって知った中学生の時本当に担降り考えたよ(それから7年間ひたすら玉森くんを愛しているダメダメな女子大生です)?
てか保護者は実優ちゃんをからかう男子を強く抑えろ失礼だろ。てかほとんどからかっているにも限度超えているのでは?
しかも寿々男も寿々男、「へい、どうも不審者です」じゃないよ。私が娘だったら不審者呼ばわりされている方がまし。おまけに「不審者」で悪ノリしちゃうでしょ?
手をあげる先生も先生。親がいる前とはいえ生徒をしっかり叱ってよ。ちょっとここはうーんとなるシーンでした。実優ちゃんかわいそう。
「127万部売り上げた」ってどれだけお金稼いでたの。てかいまどれだけお金ないの?そんなに散財したの?ダメなアイドルに貢いだとか(長年玉森担)?
とりあえず先生諦めるな、実優ちゃんをからかう生徒をもっと叱れ。
<授業参観終わり、実優と川沿いを歩く寿々男が帰宅し絵を描く>
実優が「なんでも言うこと聞くって言ったじゃん」っていうけれど結局これは何?どこの伏線だったの?そしてその時の記憶にございませんの足やめろww
「猫なんてひっそりいなくなるんだよ、パパそこだけは好きかも」って言って窓をあける。
「最低」「ビジネスだよ」おい、シビアだな。
「すきやきパーティーだ」っていう寿々男に「こんなパパ嫌」とつぶやく実優。
私玉森さんがドリボした時兄を拒絶したゆうぴに「玉森さんと同棲すること拒絶するなら私に同棲させてよ」って散々ドリボでぶちまけたけどじゃあ北山さん私のパパにするからゆずってとは思わない。むしろ実優の気持ちがわかる。めっちゃわかる。授業参観来られたら恥ずかしいし逃げだしたくなる。
「愛してるにゃー」って言っていて「パパやめて」と実優が嫌がっている間に猫が逃げる。
「パパ絶対地獄に落ちる」って怒っている実優を「おっとそのまま」って言って「実優の鬼顔頂きました!」という寿々男にグシャグシャにして「実優の方が上手く描けるもん」っていう。寿々男が「プロなめんなよ」って感じでお互い机に向かって書き始める。ここの音楽がまたいいのである。
奈津子帰宅。「また鯛焼きもらってきちゃったーピチピチピチピチ」っていう奈津子が可愛い。
「奈津子」「ママ」見てーという実優と寿々男。「実優、目じりのしわリアルすぎ」っていう奈津子の言い方もかわいい。プロの漫画家になって大きな家買うっていうところでパパは犬小屋扱いされているのが可愛い。
「今日も愛してるにゃー」って言って「やめてよすーちゃん」っていう家族3人がめっちゃいい。ほんといい。このシーン好きだわ。結構最後のシーンの次に好きかもしれない家族穏やかなシーン。でもこの音楽最後もこれだよね?これ流れて「愛してるにゃー」で終わるよね…泣ける。
プロポーズ記念日の記念写真の隣にトラさんっていうロゴが出てくる。
<出版社での編集者とのやりとり>
雷ががゴロゴロなり場面は出版社。
「コンペ中止?」って寿々男が聞いて、「やっぱ俺書くわ」っていわれたあとの寿々男のあーそうっぷり。
「高畑さんは高畑さんの持ち味がありますもんね」「またかよって言われるかもしれないんですけど」って「またかよ」って二度いうんじゃない言うな。
36ページまたは24ページっていうのが知っている人にはなんか笑える。
「猫好きから動画がたくさん送られてくるんだよ」って動画ってどうやって送るの、手紙なわけあるまいし。
「出版不況なんだから得意な分野で生き残っていかないと」といわれる寿々男。
「ペリーちゃんも俺のマーケティング」って(笑)どういうマーケティングなのかな?幕末タイムスリップものだと需要があるってことかな?
「絶対お前に渡さないからな」っていったあと浦上先生の特集で瓦割りがあり「なんだよー傑作」って言って出版社から出ていく。
「傑作って何なんだよー」っていうけどマンガの神様は降りてこない。
<2月3日(死ぬ日)の朝>
2月3日、寿々男は朝こたつでねてる。
そーっと奈津子の寝室行くと「すーちゃんにお腹すいたよね」って鬼のお面ガンスルーで出ていく。
お金漁り出して枕の下から1万円取り出す。まだ大学生だから賭け事本当に分からないんだけど
そして「泥棒だ警察呼ぼ」っていう実優ちゃんをあわててとめる。常識に考えて10万円になるなんて奇跡起きるわけないじゃん。
「今日が運命の日だったらどうする?」っていう寿々男に「ねぇ帰ってくるよね」が切ない。実優ちゃんパパはもう帰ってこないんだよってわかっているこっちはいつもこのセリフに胸を締め付けられる。
「パパのバカ!!死んじゃえ!!」って言葉は皮肉だよなぁ。私なら一生後悔しそう。そして外は強い風がふいてる…裁判長様は忙しくなるなぁ。
<競馬と寿々男の事故死>
そしてとりあえず競馬勝つ。おめでとう。
「スリーセブンが俺を呼んでいる」と4万7千円握りしめて喜ぶスーちゃん。
そして家では帰ってこないねと実優と奈津子が待っているんだけど寿々男が返らない理由で買って今夜はすき焼きと信じる奈津子なんだけど「昔から絵とギャンブルの才能だけはあるから」という奈津子が好きです。
そして寿々男がひき殺されてしまう。そして血ではなくインクがこぼれるのがまたなんとも…。
とりあえず死んでいるシーンは見ていられない。
<裁判から猫に戻される>
赤いのがついているのが笑える。なぜ?
「風が強い日は何故か忙しい」という裁判長の言葉がまたなんとも寿々男が出て行ったとき、そして寿々男がお札を飛ばしてしまったときを思い出させるんだよね。
「続けないで」「出てこないで」の寿々男と裁判長のやりとり大好き。面白い。
「ささやかな栄光」って寿々男の罪を言っちゃうんだけどそれを言うなっていう寿々男が可愛い。何故猫!?
でも実際の北山さんより2,3歳上の設定なのね。8月10日誕生日っていうのがまたなんとも。
っていうか!!そういや事故は損害賠償どうしたんだろう?とったんだよね。
<猫になって初めての夜>
新入りはくっせーっていうなせっかくある食事に(笑)
お兄さん呼びww「イケてる路地裏」ってなんなのどんな路地裏なんだろうね。そして誘惑されたメス猫…いや彼女さんの彼氏?ボスがやってくる。
「怪しいものじゃないす」って言っているのに告げ口すんな口説いてないよお疲れさまでした。
そして傷ついたところ「ピザまん食べさせろっ」ってコンビニから追い出される。
雨の中お腹すかせて横になる。このシーンなんとなく切ない。ここのサウンドトラック「冷たい雨」っていうらしいんだけどなんかわかるよね。
<朝、ホワイテストとの出会い>
いつのまにか朝になり夜雨の中倒されてはずがダンボールの中へ。
公園で「最悪」っていうけれど「そうでもないわよ」っていって優雅に滑り台から降りてきてホワイテスト登場。可愛い、飯豊まりえちゃんあの藤ヶ谷くんの超トンチキ映画MARS以来ですねてか同い年…だっけ?
ホワイテストっていう名前に「センスねーな」ってそりゃひどいね(笑)「失礼ねパバがつけてくれたの」って飯豊まりえちゃんかわいい。みっくんは普通に見れないけど。
「俺昨日まで人間だったんだよ」って得意げに言う寿々男に対して「へぇー」っていうホワイテスト。驚かないんだね。
「嫌なんだよ」「誰かにお世話になれば?行くべきところがあるでしょ」って言うホワイテスト。
<寿々男のお葬式>
お葬式だけどやり方がなんか古い。
「好きだったんですネコマン」「高畑さん」と泣く編集者とハンカチをだす浦上先生。
そんなところに恩師にお礼を下げたりしながら寿々男が現れる。父親といってもわかってもらえず浦上先生につまみ出されるけれどなでなでされてんのかわいいな。
<お葬式の夜>
そして夜の公園でぽつんと座っている時に実優が来て一人なわとびしてる。
「こんばんは」「よっ」「名前は?」って聞く実優ちゃんが優しい。
「まだここ戻ってきちゃった」っていう寿々男がまたなんとも。
お棺の中に寿々男がいるのが笑える(笑)。
「はいどーぞ」って実優ちゃんがお口あーんってしてくれる、いいなぁ。
「ほんと飼うの?」っていう奈津子。
実優ちゃんが傷つけられた北山さんに絆創膏をはってあげる。「お前優しいじゃん」っていう寿々男に対して「『飼ってよー』だって」っていう実優。「言ってないけどな、でも野良猫いやー住居と食事保証してー」っていう寿々男。
そして奈津子が股を開く。「男かぁー悪さしないといいけどね」っていう奈津子、「いやん」っていうの可愛い。
「パパかなぁ?」という実優に「ありえない、スーちゃん今頃地獄でしょー」という奈津子。相変わらずだね(笑)。
「ずーっと一緒だね」って頬すりすり「何年ぶりだー」って言っているの可愛い。
<高畑家との日々とホワイテストとのおしゃべり>
実優が首輪をつけてあげてみゆスタグラムに載せていく。「プライドがある」っていって猫じゃらしに目を向けないのに「ご飯抜きね」といわれて猫じゃらしにかまうの可愛い。
「実優ちゃん何歳?」「9、10だっけ?」「猫だってお世話になったらお返しくらいするもんよ」このホワイテストのセリフが寿々男を変えるんだね…いい。
っていうか娘の年齢も知らないのって思ったのは私だけ?
そして段ボール滑り込みは失敗する。雪の時歩いているの好きだなぁ。
夜寝ている時に奈津子と実優の間に入り込んできて「うるさい」って言われて「猫最高」って寝る。
滑り込み成功でハートが沢山出てくる。
「奈津子俺ばずってんぞ!!」
<夕食>
カレンダーをめくろうとしてなかなかめくれない。
奈津子が「ありがとうね」っていって2~24を捨てる。死んじゃったから今までめくってなかったんだね。そしてカレンダーをめくるのは寿々男の仕事だったんだね。
そして寿々男はぼーっと捨てられたカレンダーを見る。
<奈津子のスーパーにて>
「外食なんて…呆れたわね」「飽きてきたんだよ、色々見えてくるし」「ばちがあたるわよ」とたしなめるホワイテスト。
「おすすめは炙りサーモンよ」ってここよってすすめられるのは奈津子が働いているスーパー。「だからあなたをちょこっと炙らせてエービーユーアールアイA・B・U・R・I」と歌いながら奈津子が倒れているのを発見する。
ここで出てくる奈津子の足が怖い、とりあえず大変なんだよって他の従業員をつれてくる。「そうしたの猫ちゃん?」ってさっきまで行っていたのにね。そして「高畑さん!?」って救急車に乗せられ、乗れなくて蹴飛ばされて、走るけど間に合わない。
<救急車で運ばれた奈津子の帰宅>
「奈津子大変なんだよ」って実優ちゃん開けてあげなよドア(笑)。「ただいまーおいでトラさん」って開けてあげる奈津子が優しい。そしてなぜ生キャラメルのたい焼きを病院に運ばれたのに買ってきた??
心配する実優に「はじめましておねえちゃん」という奈津子。実はこのシーン割と好きなのです。
「赤ちゃん?」と喜ぶ実優。
そして「ビール?いやワインか、ずっとほしがってたもんな」と笑う寿々男。てかいつ子供作ったんだよおい…。
「なんか泣けてきた…。」「俺の文字いれろよ寿々男のす、ことぶき、いやぁめでたい」って言って上機嫌で喜ぶ。
<実優の書いている最終回を読み意思疎通できないことに苦しむ寿々男>
「まだ起きてたのか続編か?」と声をかける。後編をかけるなんてスーパー小学生じゃないか。
ネコマンの正体がパパだということについて「よくきづいたな」とほめるけど「しー」という実優。
そしてその後が衝撃的「実優赤ちゃんいらない」どうした?実優にも情緒不安定になったか?(まぁなぜ実優がそう思ったのかは後々わかるので)
「平等に愛してくれるって、愛してるにゃー」って言うと「あっちいって」って言われる。
「実優のみと奈津子のつこでみつこ、昭和か」と名前を考えている奈津子。「おい、話きいてやれよ」というけれど「どうしたのにゃーにゃーいって、お兄ちゃんになるんだもんなー」と理解してくれない奥さん。
「あーイライラする」というトラさん(笑)。そりゃ猫だから色々見えてくるでしょ?
<裁判長と寿々男2回目>
「猫なんもできねぇ1日でいいから人間に戻してくれよ裁判長」という寿々男だが「1日でどのようなことができるというのですか」という裁判長。
「がちがちのかたいレースがあるのよ」というけど取り合わない。
「今私があなたに言えるのは三点だけ」って言って3点なんだったかな…忘れたけど最後に「今日過ぎたらあなたは死ぬ」っていう。
<ホワイテストの悩み>
「戻し方雑」って滑り台に下ろされるけどそこでホワイテストが段ボールの中にしょぼんといるのがとっても可愛い。
「パパ病気なの」っていうことに対して「黙ってそばにいてやれよ、猫なんだからそれぐらいできるだろ」というトラさん。パパって浦上先生の事なのかな?人間だったらやっぱり早めに死んじゃった娘さんとか?それに対して「ありがとうトラさん」というホワイテスト。
<3月2日の実優と奈津子>
「やっぱり女の子がいいなー5月人形買わなきゃだし、部活とかで汗臭そうだし…大食いだったらどうする?」と笑いながら言う奈津子。
「パパが死んでからずっと笑ってる」「仕事休んで」って頼む実優だけど「急に休めないの」という奈津子。そりゃ休めないだろうな。
でもおそらく死んでからあっという間で本当に考えつかなかったんだろうな。
<3月3日の朝>
翌朝。
「実優見なかった?」「友達んちか公園だろ」「だよね、もうこんな時間行ってきます」おい奈津子窓しめろよ。っていうかよく会話通じるよね猫と人間なのにそりゃ夫婦だからか。
その日はすごく晴れてる。
そして寿々男は実優の書いている最終回を見る。「勝手に終わらせんなよ」って言いながらその原稿を読む。
「やだいかないで」「もう一人で生きていけるよな」「どこ、私も連れてって」え?ちょっとこの展開怖いんだけど。私も死にたいってこと?
「ぽわーん愛してるにゃー」って天国やん。死んだの?
でふと考えつく、3月3日のプロポーズ記念日。
そして走る、ホワイテストも見守る。グライダーに猫なのにのる。この場面めちゃくちゃシュールすぎて笑った。
<プロポーズ記念日、毎年来ていた展望台にて>
「はやまんな」と実優を止めるが死ぬ様子はない。
「毎年来てたの」という実優に対して「お前いつも文句言ってたじゃん」
「何してんだよ」「こうしてたらパパ迎えに来てくれるかな」「何言ってんのお前」っていう真顔がすごかった。
「あぶない」「パパと一緒に」「お前天国俺地獄」だよね…地獄だよね。
「それやめてっていったでしょパパみたいだから」っていって突き放したから猫の姿のまま灯台から落ちていく。受け身っていうか死なないところがさすが猫。
「パパ今日でお別れなんだよ」「ぜんぶパパのせいだよ…赤ちゃんかわいそうこんな貧乏の家で、二度とあいたくない大嫌い」なんか本当に切ない。やっぱり後々のシーンを知っているからこそ、ここの実優ちゃんの大嫌いは切なくなるよね。
奈津子が実優を見つけるけど「あいつはあいつなりに思うことがある」って言う寿々男を無視して(ていうか気づかずに)実優を抱きしめる。
「おかえり」「展望台?ごめんね大事な日だったね」そんな母と娘に寿々男はもう死んだから入っていけないんだなぁ辛いなぁ。
<3月3日、夕方ホワイテストとの会話>
夕焼けがきれい。
「ママから大目玉だったの」「私を抱いたままうとうとしちゃって」って穏やかな表情で話すホワイテスト。
「なんかいいな」「トラさんのおかげよ」「そっか、これで俺もだれにも知られずひっそりと…」「ダメよ、いったでしょ?私たちしか見えないものがあるって、パパ言ってくれたのお前はやんちゃだったけど優しい子だったなって。最後の最後に罪滅ぼしできたかな」「それってどういうこと?」「どんなにダメな人生でもその人しか残せないものがある、だからトラさんも絶対諦めちゃだめ」「それって人?」っていう間にホワイテストが消えてしまう。ホワイテストの期限も今日(3月3日)までだったのかな?
「ホワイ…テスト?」
<3月3日の雨の夜>
「ねぇ、パパの遺言ききたい?」
なんて雨が強いんだろう。
「2時間切った」「これ終わったらすき焼きだ」「その前に死ぬー」「人間そんな簡単に死なない」「なぁ奈津子、もし俺が死んでもぜってえ泣くなよ。俺こんなだからさ最後までバカだったなと笑ってくれよ。そしておれの代わりに実優を毎日笑わせてやってくれよな」
「たから笑ってたんだ、パパ意外といい事言うじゃん」
「どこが?泣くなとか笑わせろとか自分だけさっさと死んでろくなお金残さず思い出ばっかり残してなくに決まってんじゃんバカ」
抱き締めあうんだけどここが泣けるの。私の結構一番最初にウルって来たシーン(涙は流さないけどね)。
「でもねすーちゃん出会ってから20年毎日言ってくれた、自分を好きになれた。だから、幸せだっただけどもっといっぱい一緒にいたかった」「会いたいよパパ」
中学生の時に出会って、漫画家でギャンブル好きだけど毎日愛しているって言ってくれて貧乏だったけどそれなりに奈津子は幸せだったんだろうな。「マンガとギャンブルの才能だけはある」…なんか奈津子みたいな前向きな奥さんいいし多部未華子ちゃんが北山さんのヒロインで心からよかったと思った瞬間でした(倉科カナちゃんも吉岡里帆ちゃんもいいヒロインだったけど)。
<裁判長と寿々男3回目>
なにか目を閉じると「また願いましたね」「死にたくねぇよ」「あと3時間です。」「なぁ1日でいいから」「できません、皆さん驚きます。1日ならいいという理屈が分かりません。人生には去り際があるものです。私は死者のことなら誰よりもよく知っています。ここは私を信じて死を受け入れてください」
でもなんやかんやで裁判長のこの発言って重くない?死者の事を誰よりも考えているんだなって裁判長の人間性に触れた瞬間だったかもしれない。
「なぁお前は生まれたところ見たことあるのかよ、生きているだけでそれだけで奇跡だって」「でもあなたは死ぬんですよ?」「いいんだ」
おそらくこんなに裁判長も心が動かされることもなかったんだろうなって。
<最後の実優との会話>
こたつの上に戻って書いていく。
「パパーこれって夢?」「そう夢だよ」「最終回?」「そう。パート2はなし、人生と同じだ」「夢でも暖かい」「そうだな」「パパごめんね死んじゃえとか言って大嫌いとかごめんなさい。本当はパパの事大好きだし授業参観も嬉しかった。夢だけど忘れないずっとずっと」「ごめんな、死んじゃってダメな父親で…」
泣けるよね…思えば実優ちゃんは「死んじゃえ」って言ったのが最後だったんだよね。そりゃずっと後悔するよね。結構このシーンもウルっと来た。
大丈夫と抱きしめる。
「寝たんかい」と突っ込んでこたつに寝かせる。
<ネコマンの最終回をかく寿々男>
ライターインクこしてるとのとかペン使いもかっこいい。
夜中横の紙に原稿が増えてくのが嬉しい。
あぁ、最後の力をふり縛って朝まで頑張ったんだろうな。いつかは奈津子も手伝ってくれたけど今度は分かったらいけないもんね。
<寿々男の最後の朝>
実優をお姫様抱っこで布団に運ぶ。
お腹撫でてそっとでいくすーちゃん。そしてそれに気づく奈津子
笑いはじめるけど布団で抑えるのが可愛い。
壁に手をついて首を横にして笑うのが印象的。
真っ白に変わる。
そっか…この夫婦は最後は笑って終わるんだな。そっか。
<最終回>
実優がマンガみつける。「トラさんどこいったんだろうね」「もう帰ってこないよ、ひっそりいなくなるんだパパいってた」「これって…」「パパが書いたの昨日の夜ここで」「そういえばすーちゃんの夢見た」
そして二人で見ながら書いていく。手抜き?って聞いた時はスーちゃんらしいと答えながらそっか、二人が寿々男の夢を継いでいくんだね。
おそらくこの時実優ちゃんは…いや最初からトラさんが寿々男って気づいていたのかな?だからそう思ったのかな?
そして最後実優はデジタルで漫画を描くようになる。結局新しいプロポーズ記念日は男の子が加わっていたから奈津子が生んだのは男の子だったのかな?
「愛してるにゃー」で終わるの反則でした泣ける。
エンドロール…「最後もやっぱり君」も「Gravity」も思ったけれどやっぱり自担のパートがあってKis-My-Ft2って流れてくるのは最高だよね。
そしてさいごにネコの写真が家族写真になっておしまい。
一番好きなシーンはどこですかって言われたらささやかだけど最後奈津子と寿々男が笑うところかな?この2人の夫婦間というか20年間がすごく象徴されてい得るような気がした。
あとは最初の家族のシーンも好き。実優ちゃんも高畑家の一員として愛されていて認められていて…そこで男の子生まれたらよかったんだろうな。母子家庭大変だし…パートなら食わしていけないでしょ?
あとはやっぱり寿々男がホワイテストを勇気づけるところも好き。
でもやっぱり最後の実優ちゃんに謝るところも好きだし奈津子と実優が抱き合うところではウルってくるし…やっぱり全部好き。
私トラさん涙ほとんど流さなかった人間なんだよね。
でも勧められないけど個人的にはすごくいい表情の映画だと思いました。本当にタイトルと猫姿だけはいつまでも宣伝できないけれどそれじゃなければ本当によかった。
北山さんはこの映画をめちゃくちゃ頑張って宣伝してくれた。北山さんがあんなに雑誌に載るのは見ていて誇らしかった。そして多部未華子ちゃんはすごくきれいでいい方だった。色んな人に知ってほしい映画ではあります。
やっぱ公開から半年、3か月ごとにキスマイの映画続いているけれどそれもレインツリーの頃もいいけれど比較的にゆとりができて映画イベント楽しめて…うん、今すごく楽しかったです。
本当に素敵な映画でした。ありがとうございました。
19.5.5.Su 12058文字